小学校のPTA会長としてブロック会長会議に出席した際に、先輩会長たちから「今の子どもたちは “あいさつ” をしない」との意見を聞いたことがきっかけで、平成19年1月より「あいさつ運動」を始めました。“辻立ち”と言われる政治家の「街頭演説」 ではありません。(間違われやすいですが・・) 現在は、毎週月曜と水曜の朝に1時間と決めて行っています。

 早朝の交差点に立ち、大きな声で「おはようございます!」とあいさつします。道行く人々や自転車通学の高校生、通勤の車にも声をかけます。始めた頃は奇妙な目で見られました。それでも続けていると、あいさつを返してくれる人も増え、今では私の方が多くの方から元気をいただいています。何より、大きな声であいさつするだけで、気持ちがいいですからおススメですよ!



 始めて間もない頃、忘れられない出来事がありました。近所のスーパーで買い物をしていると、幼い男の子を連れたお母さんから声を掛けられました。「この子が保育園に行くのを嫌がっていたのですが、ある時から“あいさつのおじちゃ”んに会いに行く!と言って保育園に行くようになったんです!」そうお礼を言われた時には涙が出そうなくらい嬉しかったですね。『あいさつのおじちゃん!』サイコーの“誉め言葉”をもらいました!(涙)
 
 人と人がコミュニケーションをとる最初の入り口が「あいさつ」だと思います。スマートフォンやSNSはとても便利なツールです。次々と開発されるアプリや新機能を駆使して、どんどん “つながり” を広げていくことができる時代です。一方で、人と人の “直接の関係” が苦手な若者が増えていると感じます。気持ちの良い社会をつくっていくには、温もりのある人間関係が不可欠です。その最初の一歩として、誰でもすぐにできるのが「あいさつ」ではないでしょうか? これからも「あいさつ」の大切さを身をもって伝えていける “大人” でありたいと思ってます。

追伸) 一人で始めた「あいさつ運動」ですが、「それいいですね~!」と立ち上がってくれた「あいさつ仲間」もいます。「あいさつ」に限らず、できることを、無理のないペースで、ちょっとづつでもやっていけたら素敵ですよね♪